世界中のお酒を味わえる日本では、日本酒やビール同様に、ワインも日常生活の中で親しまれている飲み物になりました。洋食以外にも寿司などの日本食にもよく合う銘柄も多く、ますますワイン好きの方が増えているようです。
けれども、ワインの知識といえば「あまりよく知らない」と答える人がほとんどではないでしょうか。普通の日本人のワイン好きの方々をサポートするのが、ソムリエ担当の役目です。料理に最適な銘柄を選び、価格帯、好みを推察しながら薦めることができるワインの知識とコミュニケーション能力の高さが要求されます。そして、そのソムリエたちにワインを教える「ソムリエインストラクター認定試験」という資格があることをご存知でしょうか。ワイン通、ワインマニアを自負する方なら、まず見逃せない資格試験です。
このワインに関する専門知識を持っていると認定される「ソムリエインストラクター認定試験」が、「日本インストラクター技術協会」にて実施されています。
この記事ではこの「ソムリエインストラクター認定試験」についてご紹介します。
特別な受験資格は必要なの?
結論から言えば、「ソムリエインストラクター認定試験」を受験するために必要な受験資格は特にありません。
必ずしもソムリエ経験がなくても、自由に受験することができます。「ソムリエインストラクター認定試験」は、あくまでもワインについてソムリエを指導できるレベルの知識を有していることを認定するための試験です。
「ソムリエインストラクター認定試験」の試験詳細について
■試験レベル
ソムリエインストラクター認定試験の、試験主催者側の要求レベル説明については下記のとおりです。
マーケティングの基礎知識 開業、運営の基礎知識 商品とサービス
マーケティング戦略 ティールームの企画と計画 ティールームの内装・設備
■受験料について
ソムリエインストラクター認定試験認定試験は、「10,000円(消費税込み)」となっています。 ※2016年10月現在
■受験申込について
ソムリエインストラクター認定試験は2カ月に一度の頻度でインターネットから受験申し込み可能です。
申し込みから数日後に、試験問題と解答用紙が受験料代引き郵便で郵送されます。後は、決められた期間で内に、回答用紙を返送すれば完了です。後は、合格通知発送日から数日後に合否通知が郵送されます。また、必要に応じて、合格認定証および認定カードを依頼できます(ともに5500円 ※2016年現在)。申込みフォームから合格認定証/合格認定カードを選択して発行申請した後、顔写真を送付すると一月ほどで発行されます。
■受験場所について
在宅受験になっています。
そして、試験期間や答案提出期限の範囲内で、受験日を自由に選ぶことができるのはうれしいですね。
■合格基準について
ソムリエインストラクター認定試験認定試験の合格基準は、70%以上の評価となっています。
ソムリエインストラクター認定試験の口コミと評判
では、実際に「ソムリエインストラクター認定試験」を受験された方々の声を聞いてみましょう。
「海外駐在時代にワインの魅力に取りつかれ、その後も好んでワインを楽しんできました。ワインの知識はかなりものだと自負していましたが、ソムリエ試験は実務経験が必要なため受験できず断念しました。何かワインの知識を試せる資格がないかと探していたので、このソムリエインストラクター認定試験は私にはもってこいの試験でした。定年後はぜひソムリエを目指す若い人たちの育成のため力になれたらと考えています。」
「ワインの勉強がしたいけれど、実務経験を要する資格試験が多く、ライセンスが取れないことを残念に思っていたので、このソムリエインストラクター認定試験はありがたい存在です」
「いつかは自分の店を持ちたい修行中のコックです。このソムリエインストラクター認定試験に合格したことで、店からも褒められ、ソムリエからは冷やかされるようになり、自分を認めてもらえたようでうれしいです」
などの声が寄せられています。
まとめ
いかがでしょうか?
このようにソムリエインストラクター認定試験は、基本的な知識だけではなく、実際に料理にふさわしいワインを選び、そのワインについて語ることができるより実践的で深い知識を試される試験です。また、お客に心地よい時間を過ごしてもらうための究極のサービス業ソムリエを指導する立場にもなりうる資格試験でもあります。
ワインのプロフェッショナルのを目指す方には注目していただきたい認定試験です。
ぜひこの「ソムリエインストラクター認定試験」への受験を検討してみてくださいね。