資格

ニーズが高まる「米国税理士:EA」

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EA(米国税理士)とは?

EAとは”Enrolled Agent”の略称で、アメリカ合衆国のIRS(Internal Revenue Service:内国歳入庁)の施行する国家試験に合格し、登録免許のある米国税理士のことです。免許は米国の連邦政府から甲府されるため、全米で業務を遂行することができます。基本的にEAの業務は、税務申告書の作成です。クライアントの依頼により申告上必要な諸条件に応じて、提携の初期をしようして税務申告書を作成します。しかし、経済の国際化が進んだ昨今、EAの活躍の場はアメリカのみならず日本にも及んでいます。規制緩和に伴い、外資系企業、とりわけアメリカを本拠とする多国籍企業が、次々と日本国内へ進出しているため、日米両国間の税務問題はますます増加傾向にあります。つまり、こうした税務問題についてのコンサルティングを行うEAに対するニーズが、日本においても高まってきているのです。

活躍の場

EAの主な業務は税務申告書の作成ですが、その仕事はIRSに対する業務、税務法務代理など広範囲に及びます。例えば、IRSに対する業務とは、顧客である納税者の依頼によって報酬を得て、その納税者の代理として、IRSに対する業務を行うことです。具体的には、納税者の権利、特権、または義務についてIRSと連絡を取り合ったり協議会、公聴会、および会議における納税者の代理もつとめたり、さらには納税者の代理としてIRSへの書類を作成したりします。また、日本の税理士は、依頼人の代理として法廷に立つことができませんが、アメリカではEAがその任務を担うこともあります。EAは、2年に1回実施される”United States Tax Court”という試験に合格すると、弁護士と同様に税務法廷に立って、依頼人の税務事項に関する弁護を行うこができます。

試験概要

EA試験は学歴や国籍等の制限がなく、18歳以上なら誰でも受験できます。試験は東京・大阪で月と4月以外の平日・土・日曜日の好きな日に受験できます。形式はコンピューター方式で、すべて選択問題で記述や後述はありません。試験内容は、個人の申告全般、パート1法人の申告全般、パート2パートナーシップ・資産・贈与税、パート3代理業務・実務・手続き・倫理の3科目があります。3科目とも合格した時点で合格となります。またEA試験も科目別合格制をとっており、1科目合格すると2年間有効となります。また、すべてのEA試験科目に合格すると、実務経験なしで日本にいても、米国財務省内国歳入庁(IRS)に登録でき、名刺・履歴書・看板等に表示できます。

展望

近年、経済のグローバル化に伴い、多くの外資系企業が日本に進出してきており、国外も含めた幅広い税制の知識が求められるようになってきました。時間と労力をかけて日本の税理士資格を取得しても独立・開業は飽和状態、暖簾分け制度の影響など厳しい勤務体系が続くなか、比較的、短期間で取得できる EA資格で外資系や国際企業への就職や国際税務・経営コンサルタントとして活躍の場を拡げることも賢い選択肢かもしれません。これを武器にキャリアアップを図ったり、新たなビジネスを始めたりして、その可能性をどんどん広げていくことも可能です。