資格

ニーズの高い「マンション管理士」

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マンション管理士の資格とは?

マンション管理士は、2001年8月に施行された「マンション管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」により新しく国家資格となりました。現在日本ではマンション居住者の人数が非常に多く、マンションについて様々な専門知識をもったマンション管理士のニーズは高まっています。マンション管理士は、マンション管理業者と管理組合との間においてトラブルが生じた場合、管理組合等から相談を受け専門知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的音大等マンション管理に関して、管理組合の管理者等またはマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務としています。

試験の内容

試験は財団法人マンション管理センターにより例年11月の最終日曜日の午後1時から3時にかけて実施されています。受験資格は特になく、年齢、性別、学歴、実務経験に関係なく誰でも受けることができます。試験科目は①マンションの管理に関する法令および実務に関すること②管理組合の運営の円滑化に関すること③マンションの建物および付属施設の構造及び設備に関すること④マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関することの4科目からなります。マンション管理士は、重複する試験科目が多いことと、どちらか合格すると「マンション管理適正法の5問が免除される優遇制度があるので、ほぼ同時期に実施される「管理業務主任者」の試験も併願することが多いようです。また同時に宅地建物取引主任者を受ける人もいます。

マンション管理士の業務

マンション管理士になるためには、試験合格後マンション管理士として登録することが義務付けられています。マンション管理士の仕事は管理費や修繕積立金が実際どのような使われ方をされているのを検査したり、マンションにおけるトラブルの原因である騒音、ペット問題、駐車場の問題を解決したりすることが求められています。また建物の老朽化に関する構造上の問題に対して的確なアドバイスをし、マンションの区分所有者等の相談に乗り助言や指導をしていく業務に従事します。2001年に新しく認知された資格なので、まずは管理組合を含めた人との信頼関係を築くことが重要な仕事です。マンションに関するさまざまな問題に対するエキスパートはまだまだ少ないので、社会のニーズは非常に高い資格と言えるでしょう。

マンション管理士の将来性

マンション管理士は資格自体が新しく認定されたということもあり、社会的認知度も低ければ、ステータスもそう高いものではありません。そのため独立・開業をしてもすぐに仕事がたくさん入ってくるわけではありません。しかし、近年築30年を超えるマンションが100万棟を上回るといわれる日本の住宅事情の中で、マンション管理士の役割は注目を集めています。特に宅建やファイナンシャル・プランナーといった他の資格と組み合わせて資格を取ることで、業務の範囲が広がると言われています。また、社会人経験が生かせるコンサルタント資格であるマンション管理士は、中高年層の退職後の対策としても人気の資格でもあります。