資格

マンション管理のエキスパート「管理業務主任者」

shikaku5

「管理業務主任者」とは?

マンションは住宅の中でも様々な層にニーズの高い居住空間であり、適正な管理の実施が常に求められています。そのため管理業者の事務所ごとに設置が義務付けられている管理業務主任者は、受託した管理業務の進捗状況の点検・報告等マンション管理のマネジメント業務を行なっていく重要な役割を担っています。管理業務主任者」は国土交通省によって実施される国家試験です。マンション管理業者は、平成12年12月1日に成立した「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」に合わせて、管理組合等に対して管理委託契約に関連する重要事項の説明や管理事務報告を行っていく業務を遂行していきます。管理業務主任者はマンション管理士とともに新しいタイプの国家資格で今後の活躍が期待されています。

「管理業務主任者」資格のメリット

管理業務主任者の資格取得はマンション管理会社やマンション分譲会社、不動産会社への就職、転職などに有利と言われています。多くの資格取得者がマンション管理会社、不動産業界、デベロッパーなどで働いています。これらの分野では、この資格を持つと、昇格・昇進・キャリアアップにつながると考えられています。また、分譲マンションに住んでいる人や購入を検討している人、管理組合の利子をしている人にも役に立ちます。この資格とあわせて、宅地建物取引士(宅建士)と建築物環境衛生管理技術物(ビル管理技術者)を同時に取得すると様々な分野でニーズが高まり仕事の幅が広がるとされています。独学でも合格できる資格試験と言われていますが、通信講座やスクールを利用する人も多くいます。

試験内容

管理業務主任者は年齢や学歴の制限がなく、誰でも受験できる試験です。ただし、合格後、管理業務主任者として業務に従事するは試験に合格後、登録を済ませ主任者証の交付を受けなければならず、また登録を受けるには①マンションの管理事務に関する実務経験2年以上②マンション管理業協会が国土交通大臣の登録を受けて実施する登録実務講習(2日間、約15時間)の終了(すべての講義を受講し、かつ修了試験に合格する必要があります)。試験日は例年12月上旬で、受験料は8,900円です。試験内容は四肢択一式の試験で、①管理事務の委託契約に関すること②管理組合の会計の収入および支出の調停ならびに出納に関すること③建物および付属設備の維持または修繕に関する企画または実施の調整に関すること④マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること⑤前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること、となっています。尚、マンション管理士試験の合格者は④の試験が免除されています。ちなみに合格率は例年25%ほどと言われています。

展望

現在、日本では総人口の1割以上がマンションに居住されているとされ、管理業務主任者は専門知識を生かして円滑なマンション管理のための業務に携わっていくので、今後ますます重要が高まるとされています。また、マンション管理業者は、法的に、その事務所に管理業務主任者を置き、管理組合と管理業務の委託契約をする前に、管理業務主任者に説明させなければならないので、業界からは常に求められている存在といえるでしょう。