資格

国際会計のプロ「国際会計検定(BATIC)」

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BATICとは?

近年、経済の自由化やインターネットの普及により、国際間の資金調達や商取引がより活発になってきました。その結果、取引について、投資家に対して十分な情報を開示することが要求されるようになっています。そうした背景において、国際的な会計基準での情報提供はますます重要性を帯びています。こうした情報開示や国際基準への対応が、業種や規模の大小を問わず、求められており、会計のグローバルスタンダードの理解が急務となっています。こうした流れのもと、全国の商工会議所ではBATIC(Bookkeeping and Accounting Test for International Communication: 国際会計検定)試験を実施しています。

BATICが実施される目的

従来、財務諸表は「一般に公正妥当と認められる会計原則(Generally Accepted Accounting Principles: GAAP))というルールに従って、それぞれの国で自国の社会制度、法律、政治体制、文化などを背景に、独自のやり方で作成されていました。しかし、経済のボーダレス化、国際化の進展により企業活動の国際化が活発になった結果、1つの企業にかかわる利害関係が数カ国に影響するケースが増えてきました。こうなると、その企業にかかわる関係者を納得させるのに、どの国の会計基準・法規に依って財務諸表を作成するべきかといった問題が生じるようになり、国際的な会計基準の設定が急務となりました。また、金融機関や投資家にとっても、その企業が一体どんな活動を行い、収支や資産、借入がどうなっているかが、判断できる世界的な基準が必要になってきました。こうした背景において国際会計基準(IAS)が設定されるようになり、この基準に基づいて作成した財務諸表を開示することが要求されるようになってきました。この結果、国際会計基準(IAS)のベースである米国の会計基準(英文会計)を熟知したBATICを取得することが奨励されるようになりました。

試験概要

BATICは年齢や学歴による制限がなく、誰でも受験できる資格です。Subject 1 (英文簿記)、Subject 2(国際会計理論)があり、両方とも受験することができますが、Subject 2(国際会計理論)のみを受験する場合は、Subject 1 (英文簿記)で320点(アカウンタントレベル)を取得していることが必要となります。検定料はSubject 1、2は10,150円、Subject 2のみは7,990円、Subject 1のみは5,400円となっています。試験日は7月下旬と12月中旬です。試験内容は、Subject 1の場合、英文簿記で「英文会計の基礎を理解し、英語で帳簿を作成・説明できる」となっており、Subject 2は国際会計理論で「国際会計理論を理解し、国際的基準による決算書の作成・分析ができること」が求められてきます。

展望

グローバル化が進むなか、いまや日本企業でも、業種や場所を問わず、国際市場を意識していかなければならない時代になってきました。BATICは実践的な会計処理能力、英語力を使って幅広く情報を発信、収集、分析できる能力を持つ人材をトレーニングすることを目的とし、国際的なキャリアを目指すビジネスピープルに最適な検定試験と言われています。BATIC有資格者であることが信用を生み、活躍の場を広げていくうえでプラスになることは間違いありません。