資格

実用英語を判定する「工業英語能力検定試験」

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「工業英語能力検定試験」とは?

工業英語能力検定試験とはグローバル化の進展につれ、必要不可欠となる技術英語を検定する試験であり、工業英語(テクニカルライティング)の能力全般を基礎から実務レベルまで客観的に評価する、文部科学省後援の検定試験です。通常の英語力だけでは、高度な技術的な話題についてのコミュニケーションを取ることができないので、特別な技術英語が必要となります。例えば、受け手側の想像力により様々な解釈できてしまうことがないように、事実を正確かつ簡潔に伝える英語能力が判定されます。日本工業英語協会ではこの基本的な能力を3C(Clear, Correct Concise)と定義しており、検定や教育プログラムの基礎としています。

試験概要

受験制限は特になく、誰でも受験出来ます 。2から4級は筆記試験のみで、1級は1次試験が筆記試験、2次試験が面接(リスニングテスト)となっています。1級、2級の試験では辞書または辞典を2冊まで持ち込むことが可能です。試験はマークシート形式、記述式、ヒアリングで実施されます。例年、4?2級の試験は5月の日曜日と11月の日曜日の年2回に実施され、1級は1次が11月の日曜日、2次が12月の日曜日に実施されます。検定料は4級が2,000円、3級が4,600円、2級が6,400円、1級が15,000円となっています。「工業英語能力検定試験」の取得レベルは1級から4級まであり、1級は工業英語の専門家としての実務能力を有しており、工業英語を指導できるレベル、2級は工業英語の知識を有していること、準2級は工業英語の実務能力の基礎知識を有すること、3級は工業英語の応用知識を有していること、4級は工業英語の基礎知識を有していることが要件となっています。

どんな人が受験する?

工業英語能力検定試験はテクニカルコミュニケーション技術の到達度を判定する試験で、テクノロジーに強い関心があって、最新の技術情報に興味がある人に向いている検定です。英語が得意であることも重要ですが、それ以上に工業技術に関する知識をあわせ持つ人に有利なテストでしょう。すでに技術系の職業に就いている人が、さらなるキャリアアップを目指す上でも、工業英語の能力は強みになるでしょう。技術情報は 日々、目まぐるしく移り変わっているので、実務では迅速かつ正確な情報収集能力と柔軟な英語力も問われます。

「工業英語能力検定試験」を活用する

一般的に、実用文の作成や実務英語の運用能力を測定する「工業英語能力検定試験」を持っていると英語を使う仕事に就くのに役立つだけでなく、グローバル化が進む現代では海外への事務所移転により、現場でのコミュニケーション能力も求められているため実務に使える資格です。科学技術の研究に従事する技術者や研究者にとっては、国際的な技術交流に必要な工業英語の向上は必須となっています。工業英語能力はクライアントと良好なコミュニケーションをとるうえでも重要で、特にクライアントとの連絡手段が文書やメールが中心の場合、顔をあまり合わさない分、さまざまな配慮が必要になり、テクニカルコミュニケーションの質の高さが重要になってきます。