資格

年金全般のアドバイザー「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」

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「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」?

金融系の資格は難易度が高いものが多いのですが、金融業界で働くのであれば必須という資格もあるのが実用です。また、情報技術系などの他の分野に比べると認知度も高く、社会的ステータスもある資格が多くあります。証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー、簿記検定を取得するばかなりの強みになりますが、これらの資格に加えて新しいタイプの資格を意欲的に取得して周囲との差別化を行っていくのも大切なことです。そうしたなか、近年、資格の実用性が高く注目を浴びているのが確定拠出年金アドバイザー「DCプランナー」です。年金問題などが取り沙汰される今の時代にあった資格で、会社の従業員に年金に関する質問を受け付けたり、アドバイスができたりする資格です。新しい年金制度を適切に運営・管理する実務家としての役割を期待されています。

「DCプランナー」の主な仕事

DCとは確定拠出金(401K)のことです。現役時代に一定の掛け金を納め、それを運用した資金を将来受け取れる私的年金のことです。「DCプランナー」は確定拠出金をはじめ、年金全般にわたる幅広い知識を習得しなければならなりため、所属する企業、年金を管理する金融機関、そして加入者となる従業員や労働組合の3者に対し、中立かつ公正な視点で助言・提案ができます。年金アドバイザーが公的年金に関する知識を証明する資格である一方で、「DCプランナー」は、確定拠出金や年金全般だけでなく、投資やライフプランにかかわる知識も必要とされ、年金・退職金と投資のアドバイザーでコンサルタント的な役割を果たします。

試験概要

試験は、3級が金融財政事情研究会(金財)の主催、2、1級が金財と日本商工会議所の共催となっています。3、2級は誰でも受験でき、1級は2級に合格している人のみに受験資格が与えられています。試験は3、2級が9月中旬、1級が翌年1月下旬に行われ、受験料は3級4,320円、2級6,480円、1級10,800円です。試験内容は①わが国の年金制度・退職給付制度②確定拠出金制度③投資に関する知識④ライフプランニングとリタイアメントプランニングです。試験の形式は3、2級はマークシート式で45問程度ですが、1級はマークシート式と記述式からなっています。2級からが専門的に使える資格とされていますが、2級では確定拠出金を含む年金制度全般にわたる専門知識を学びます。1級は、企業の財務管理に必要となる投資などの運用知識、ライフプランに関するストラテジー、退職金のコンサルティングなどの知識を習得します。

展望

年金に関する知識と実務全般を扱います。国民の4人に1人が高齢者になる高齢化時代の到来で保険、金融、福祉業界などからの求人が増えることが期待できます。社労士とあわせて取得して活躍の場を広げる人も増えています。受験者は、確定拠出金に関与する金融機関や企業だけでなく、自分の年金を効率的に運用したいと思っている人まで幅広くいます。ただし、この資格を含め金融系の資格は一般的に時代の変化や制度の変更に伴い、常に知識のアップデートが必要とされていくので、持続的に勉強を続けていくことが重要です。