資格

森林インストラクター

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森林インストラクターとは

「全国森林レクリーエーション協会」の定義によると森林インストラクターの仕事は「森林を利用する一般の人に対して、森林や林業に関する適切な知識を伝えるとともに、森林の案内や森林内での野外活動の指導を行う者」です。資格試験は「全国森林レクリーエーション協会」によって管理され1次試験と2次試験からなります。森林インストラクターは協会の試験を受けて合格後、講習、面接、実技を受けて取得できる資格です。基本的にはボランティア的なガイドや講習会講師など、あまり収入には直結しませんが、年金のある定年退職者の人たちなど時間に余裕がある層の活躍が期待できる分野です。

試験の概要

満20歳以上が受験資格で、筆記試験は「森林」「森林内の野外活動」「林業」「安全と教育」の4科目からなります。森林インストラクター試験は平成3年に始まり、自然関連の資格試験の中では高く評価されており、合格率も決して高くない試験の一つです。4つの科目はそれぞれ別々に採点がされ、科目ごとに合格判定がくだされます。つまり4科目すべてを合格しなければならず一回受験して全てパスというのがなかなか難しい試験です。とりわけ森林インストラクター試験の難しさは専門性の高さと出題形式のあり方に関わってくると言われています。例えば試験に記述式がたくさん出題される一方でテストの時間が短いため時間配分が難しいと言われています。また、森林と林業に関わる専門知識が要求されるためある程度の勉強と対策が必要です。設問には、記述式、穴埋め選択式、列挙式の3つの形式があり受験者はじっくりと考えて問題を解いていかなければなりません。

森林インストラクターの仕事

森林インストラクターは、自然に関わるリクリーエーション活動を通して森林に生息する動植物を紹介したり、森のメカニズムや生態系のリズムについて教えたりする仕事です。森林ガイド、バードウォッチングや林間学校、自然教室や里山文化の紹介など多岐にわたる業務を行います。森林散策や自然観察などを提供する宿泊施設や、地方自治体の農・林務課等に勤務している職員、公園やアウトドアガイドショップなどで働いている人が資格を活かしてこれらの業務に携わることがあります。

将来性

森林インストラクターは、環境問題に対する人々の認識、自然環境保護ムードが高まる中、近年注目を浴びている仕事の一つです。森林を活用した学習やリクリーエーション、野外授業が多く行われるようになりインストラクターによる指導への期待も高まっていて、需要は着実に伸びていると言ってもいいでしょう。また森林インストラクターの資格認定制度は平成3年にスタートしましたが、環境教育推進法に基づいて平成17年からは「森林インストラクター認定事業」として農林水産大臣および環境大臣の登録事業となりより信頼性も高まりました。ただし、実際の森林インストラクターの活動のほとんどはボランティアによって行われているのが現状でこの資格だけで生活をしていくのはまだまだ厳しいのが現状です。生き残りのためには森林インストラクターの資格だけにとらわれるのではなく他の資格や分野と連携して事業・イベントを企画していくことが必須でしょう。