資格

注目を浴びる「通訳案内士」

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通訳案内士試験

通訳案内士とは日本に観光に訪れる外国人に付き添って観光案内をするいわゆる通訳ガイドのことを指します。言語は英語だけでなく、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、韓国語、タイ語の10種類からなり、年齢や学歴さらには国籍などに関係なく誰でも受験が可能です。独立行政法人国際観光振興機構(日本政府観光局)が試験事務を代行する国土交通省主管の語学系・唯一の国家試験で、2015年度通訳案内士試験には、2,015人が合格しました。日本では通訳案内士法により外国人観光客に付き添い外国語で旅行案内してお金をもらうことは規定により罰せられるので、この国家資格を得た上で、都道府県に登録することが義務つけられています。

試験の概要

一次試験は外国語の筆記試験と、日本の地理、日本の歴史、産業・経済・政治・文化に関する日本語の一般常識試験で、二次試験は通訳ガイドに求められる実践力や適性を測る外国語による口述試験があります。受験料は1カ国語受験につき、11,700円で筆記試験は8月下旬頃、口述試験は12月上旬頃に行われます。また所定の条件を満たしている場合は一部科目が免除になる場合があるので、募集要項をしっかりと確認する必要があります。例えば、総合又は国内旅行業務取扱管理者試験の合格者は、申請により筆記試験のうちの日本地理が免除されます。また、前年の筆記試験を合格し口述試験を不合格または欠席した受験者は、筆記試験が免除になったり、前年の筆記試験で一部科目だけ合格点に達している受験者は、筆記試験でその科目が免除になったりします。英検1級合格者もしくはTOEICスコア840以上、TOEICスピーキングスコア150以上、TOEICライティングスコア160以上のいずれかの提示で筆記試験の外国語(ただし英語のみ)が免除になります。そのほか、実用フランス語技能検定1級合格者、ドイツ語技能検定試験1級合格者、中国語検定試験1級合格者、ハングル能力検定試験一級合格者は、筆記試験の外国語のうち、該当する言語が免除になります。

通訳案内士の活躍の場

通訳案内士は、外国人観光客を各地に案内しながら、日本の文化や伝統を外国語で伝える仕事です。主に通訳ガイド的な業務が主ですが、通訳案内士の仕事は多岐にわたり、旅行スケジュールの管理やホテルの予約といったツアーコンダクター的な業務また日本における旅行中の生活面でのサポートも担当します。通訳案内士として仕事をするには合格後、都道府県に通訳ガイドとして登録し、免許を交付してもらう必要があります。その後、旅行会社、派遣会社や業界団体などに登録して仕事を得るようになります。

合格のメリット

語学関連唯一の国家試験として、一般的な認知度も高く、語学力のアピールにもなる通訳案内士。資格取得者は旅行会社や日本観光通訳協会などに派遣登録をして、仕事の斡旋をしてもらうと仕事が依頼される確率が高くなります。近年では中国や台湾からの旅行者が増加していてさらに東京オリンピックが近づくにつれて、観光客が増え、通訳ガイドのニーズが高まってくることは間違いありません。