資格

消費者の要望に対応する「家電製品アドバイザー」

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「家電製品アドバイザー」とは?

「家電アドバイザー」は、ライフスタイルや家族構成、予算などを考慮しながら消費者に合った家電を紹介し販売するほか、修理、リサイクル、排気法などのアフターケアまでを含めた専門の知識を持つ、家電に精通した販売のプロです。近年、実店舗だけでなくネットショップからの需要も増えており、カスタマーセンターに詳細な商品説明ができる家電アドバイザーを置くケースも増えてきました。「家電アドバイザー」は、消費者が求める家電についての相談に乗り、顧客が満足する商品を選ぶ、消費者に直接かかわってくる民間資格です。メーカー、店舗、顧客をつなぎ、3者にとって最も有益な情報を共有させる役割も持っています。

資格について

「家電製品アドバイザー」は「一般財団法人 家電製品協会」によって実施される試験で、家電製品の選択、使用法、不具合発生時の対処法、廃棄処分の仕方などをサポートするアドバイザーと家電製品のトラブル診断と処置、的確な接続やセットアップなどをするエンジニアからなっていますが、アドバイザーを目指す場合は前者を選択します。また、テレビ、パソコン、携帯電話などの「AV情報家電試験」、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの「生活家電試験」などに分かれています。この両方の資格を取得すると「総合アドバイザー」として活躍できます。

試験概要

「家電アドバイザー」は年齢や学歴の制限がなく、誰でも受験できる資格試験です。基本的に、販売実務知識、接客マナー、コミュニケーション能力を持っていること、電気安全に関する基礎知識や関連法規についての理解があることが前提とされています。試験は毎年3月日曜日と9月日曜日に行われます。ただし、いずれも地区限定で水曜日にも実施されることはあります。受験料は「情報家電」「生活家電」で各9,230円、2種目で10,410円です。試験科目は「AV情報家電試験」と「生活家電試験」の2種目に分かれ、それぞれ「商標知識・取扱」「CS・法規」の2科目が行われます。「AV情報家電試験」の対象機器はテレビ受信機、DVD関連機器、パソコン周辺機器などで、「生活家電」対象機器はエアコン、電気冷蔵庫、電子レンジ、電気洗濯機などです。試験地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡などの全国主要都市となっており、例年合格者は35%程度とされています。

展望

「家電アドバイザー」は、家電分野は日常生活に不可欠な仕事ですから、ほかの建設や土木に比べると不況の影響を受けにくい安定したジャンルです。最近では、家電製品の多様化や多機能化、デジタル化、システム化が進み、家電流通関係の販売・営業系業務従事者は、商品知識や接客スキルを求められています。最近は、この資格を保有していることを義務づけて人事制度と結び付けている大手家電量販店もあり、注目を集めています。不況や通信販売の発達で、一時は家電販売店の縮小がニュースになりましたが、円役の効果で中国人などの外国人旅行者が量販店で家電を買っていくケースが急速に増加してきました。インターネットの普及もこれに拍車をかけ、家電専門のアドバイザーのニーズはますます高まっています。