資格

留学への道を開く「TOEFL」

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TOEFLとは?

TOEFLとは、Test of English as a Foreign Languageの略で、アメリカのETS (Educational Testing Service)によって作成され、英語圏における多くの大学や大学院といった教育機関で留学生の英語能力を測る判断材料として採用されている試験です。主に大学のキャンパス内での英語コミュニケーション能力やアカデミックな課題に対応する能力を測る試験で、世界130ヶ国9000以上の機関で活用されており、毎年100万人以上の人が受験しています。以前はペーパーテストが行われていましたが、近年はコンピューター形式のiBT (Internet-Based Test)が主流で、スコアは0?120点で算出されます。各教育機関が留学生に要求する平均的なスコアは大学であれば約70?100点、大学院であれば約90?120点となっています。

試験概要

iBTはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションから成り、試験時間は約4時間(10分間の休憩を含む)と、総合的な英語力と集中力が要求される試験です。試験は各試験会場ですべてパソコンの画面を通して行われており、英語力だけでばく文字をタイピングすることや、パソコン上で問題を解くことに慣れておく必要があります。ETSが公表している試験内容によるとリーディングは60?80分で設問数は36?56、リスニングは60?90分で設問数は34?51、10分の休憩後、スピーキングが20分で6つの設問があり、ライティングが50分で2つの設問から成ります。リーディングかリスニングのどちらかに「ダミー問題」とされるスコアには影響しない設問が追加されているうえに、受験者には正規の問題とダミー問題の見分けができないなどなかなか癖のあるテストです。また試験開始は一斉でなく、準備ができたら受験者から始まるので自分のペースで受験を進めていく必要があります。

日本人の弱みスピーキング

近年のiBTのデータでは日本人受験者の平均スコアは70点で世界各国でも下位に位置しています。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能の中でも、スピーキングのセクションの平均スコアは17点と特に低く、アジア諸国の受験者平均と比較しても下位になっています。これは日常生活で英語を話したり、書いたりする機会が非常に少ないこと、また学校教育で先生主体の講義形式や文法中心の授業が中心になっていることなどが主な原因と考えられます。よって全体的なスコアアップのためには英語でのコミュニケーション能力を高め、発音の強化などに注意を向けていく必要があるといえるでしょう。

TOEFL試験の活かし方

TOEICがビジネス英語および日常会話を問う試験である一方で、TOEFLは英語圏の教育機関における英語コミュニケーション能力(学校の講義の聞き方、学術書の講読、ディスカッションへの参加など)を測定するテストであり、入学者選抜のための基準として用いられています。そのため受験するほとんどの人が英語圏の高等教育機関に留学を目指している場合が多いのですが、最近では社員の英語力をチェックするためにTOEFL受験を要求したり、日本の大学で英語クラス編成のためにTOEFLを採用したりするケースも出てきています。また、東京大学の大学院入試ではiBTのスコア提出に代えて受験者に向けて一括受験を課す研究科もあります。