資格

福祉のエキスパート「社会福祉士」

shikaku5

社会福祉士とは?

社会福祉士は、福祉サービスのエキスパートとして、日常生活をスムーズ営むのに支障がある人に対して、生活全般の相談に応じたり、助言やアドバイスなどを行ったりします。また、「社会福祉士及び介護福祉士法」には、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日 常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は 医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。社会福祉士としての資格を得るためには厚生労働大臣の指定を受けた指定試験機関・指定登録機関財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する「社会福祉士国家試験」(年1回実施)に合格しなければなりません。

社会福祉士の試験概要

社会福祉士の国家試験を受験するためには、法律に定められた以下の受験資格が必要です。4年制大学で指定科目を修めて卒業した者、2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した者、社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した者、社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した者です。国家試験は全問マークシート方式で出題数150問、全19科目と幅広く出題されます。また、1科目1点以上、全体で60%得点することが必須です。試験は年1回、例年1月の下旬の日曜日に実施されます。社会福祉士の国家試験をパスするためには1年間で300時間以上は勉強するべきだと考えられています。

社会福祉士の仕事

高齢化社会により多岐にわたる福祉制度をどのように利用できるかを見定めていく社会福祉士の重要性は今後ますます高まっています。社会福祉士の活躍の場は幅広く、例えば、社会福祉事務所、老人福祉関係施設、介護老人保健施設、児童福祉関係の施設、身体障害者福祉関係施設、知的障害者関係施設、精神障害者関係施設などがあります。近年、福祉の法律や制度、医学や心理学など幅広い専門分野について知識がある社会福祉士ニーズは高まり、活躍の場は広がっています。

社会福祉士がどんな人に向いている?

社会福祉士の仕事の範囲は多岐にわたり、その業務は高齢者や身体・知的障害者の相談にのることから、行政や医療機関など各関連施設のつなぐ役割まで、いろいろな分野である程度の仕事をこなすことが求められています。また、介護福祉士や精神保健福祉士、保健師など多くの人と連携して仕事を進めていくので、コミュニケーション能力が高く柔軟性があることも必須です。近年、介護の現場における虐待・犯罪が増えており、複雑な問題に対処できる社会福祉士も求められるようになってきました。福祉関係の国家資格の中では最も難関な社会福祉士ですが、理論だけではなく実務にも柔軟に対応できる人物が必要とされているのです。社会福祉士は大きな変化を遂げる日本社会にはまさになくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。人材不足が叫ばれている福祉分野ですが、若者の積極的な参加が期待されています。