資格

精神保健福祉士

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精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士は、介護福祉士、社会福祉士と同様に国家資格で、精神科病院そのほかの医療施設において精神障害者に対する相談・援助などの業務に携わる仕事です。国の精神保健福祉法で位置付けられた精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者に、アドバイス、日常生活への適応のために必要な訓練そのほかの援助を行います。この国家資格は平成9年の「精神保健福祉士法」施行に伴って制定され、平成17年からは「障害者自立支援法」に伴い、精神保健福祉士の存在は注目されるようになりました。一般的に精神保健福祉士は「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれています。

精神保健福祉士の資格概要

精神保健福祉士の国家試験には受験者資格が定められています。また一般的に、保健福祉系4年制大学で指定科目を履修するか、4年制大学の卒業後に精神保健福祉士指定養成施設を卒業する等の教育課程を終えたうえ、精神保健福祉士国家試験に合格し、登録することが要件となっています。精神保健福祉士国家試験は、年1回行われ、試験の形式は筆記試験となっています。 筆記試験の科目は17科目あり、11科目については、社会福祉士との共通科目となっています。この試験に合格したら、財団法人社会福祉振興・試験センターに精神保健福祉士として、登録することができます。しかし、国家試験に合格しても法令により定められた欠格事由(成年被後見人又は被保佐人、禁錮以上の刑に処せられているなど)に該当する者は、登録を受けることができません。

精神保健福祉士の活躍の場

精神保健福祉士の活躍の場は精神病院や総合病院の精神科、メンタルクリニック、保健所、精神保健福祉センター、市町村の保健センターなど、精神障害者福祉ホーム、精神障害者復帰施設などです。精神上の障害がある人たちやその家族をサポートし、社会参加に向けた支援活動を行ったりします。同じ国家資格である社会福祉士が主に福祉全分野を扱うのに対して、精神保健福祉士は、精神障害者に焦点を当ててしてサポートを行っていきます。また、医療機関で働く精神保健福祉士は入院サポートにも従事していくので、近年人権擁護のムードが高まる中、いかにして当事者の入院をケアしていくかも重要な課題となっています。

精神保健福祉士はどんな人が向いている?

精神保健福祉士は精神的な病を抱える人が持つ、社会及び生活上での困難に対して相談に乗りながらサポートしていかなければならないので、忍耐強くコミュニケーション能力の高い人材が求められています。また当事者はいじめや虐待などで苦しんでいるケースもあるので、相談に来ないからと安心するのではなく、精神保健福祉士の方から問題・悩みを発見し、問題解決の糸口を積極的に提案していくことのできることが大切です。また、仕事によっては各自治体や保健所、精神保健福祉センターなどの行政機関で働く場合もあるので、各種法律に関する手続きや精神保健福祉の発展に向けて支援事業や啓蒙事業などの企画、実施などのできる企画能力も期待されています。難関の国家試験を突破するだけでなく人間としての魅力を問われる業種といえるでしょう。