資格

貸金業のプロ「貸金業務取扱主任者」

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「貸金業務取扱主任者」とは?

現在、貸金業の営業所・事務所では、国家資格である「貸金業務取扱主任者試験」に合格し、登録を完了したものをそれぞれ配置しなければならないということが、法によって定められています。「貸金業務取扱主任者」は、貸金業務に従事する者に対し、法令を遵守して適正業務の実施に必要な助言・指導を行うことを仕事にしています。平成22年度から、「貸金業務取扱主任者」は民間資格から内閣総理大臣によって認定された国家資格に変更しました。「貸金業務取扱主任者」はこの「貸金業務取扱主任者資格試験」に合格し、主任者登録を完了した者のみを指します。また同年から、消費者金融などの貸金事業者は、従業員のうち50人に1人以上の割合で事業所にこの資格所得者を配置しなければならなくなりました。

「貸金業務取扱主任者」を取得する意義?

「貸金業務取扱主任者」は、貸金業界でキャリアアップしたい、よりよい条件で転職したい人にとっては非常に役に立つ資格です。資格習得後、多くの人は金融機関、ノンバンクなどで働いています。また、キャッシングを利用する人が増えていることもあり、銀行も消費者金融会社をグループ傘下に吸収するなどして貸金業務の増強を図っています。そうしたことから、「貸金業務取扱主任者」の資格は金融業界で有効に活用できる資格といえるでしょう。また、そういった会社への就職や再就職にもかなり有利であるばかりか、現在働いている会社で能力手当や給料アップが期待できるなどのメリットがあります。この資格を取得すると、民法などの法律や財務会計など、幅広い分野の知識を習得でき、社内およびクライアントとの信頼関係を構築することもできるでしょう。

試験概要

「貸金業務取扱主任者」は年齢や学歴による制限がなく、誰でも受験できる試験です。試験は例年11月下旬に実施され、受験量は8,500円です。試験内容は①法および関係法令に関すること②貸付けおよび貸付けに付随でうす取引に関する法令実務に関すること③貸金業需要者の保護に関すること④財務および会計に関すること、からなっています。出題形式は4肢択一方式で50問です。尚、「貸金業務取扱主任者」に合格後は、主任者登録の申請を行う必要があります。ただし、申請の日が、資格試験の合格日から10ヶ月を超える場合は、申請の日前6ヶ月いないに行われた登録講習を受講し、その登録講習の「終了証明書の写し」が必要となります。また、登録の有効期間は3年間で、更新するには登録講習期間が実施する登録講習を受講することが必要となります。

展望

この制度が設立された背景についてですが、違法な取立てを行なう業者が増えすぎて,国が取り締まる必要が生じたためとも言われています。とりわけ、金融関係の法律の知識がない人が,貸金業を始めて問題が生じることが多かったようです。現在では、貸金業を営む会社・企業であれば,「貸金業務取扱主任者」の取得保持者を配置することは必須となっており、常にニーズがある仕事です。その他にも,お金を貸すことについて、貸金業に関する法令の規定を遵守して、正確なアドバイスができるようになるため、需要は高い仕事といえるでしょう。