資格

超難関の「公認会計士」

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公認会計士の仕事

公認会計士は弁護士、不動産鑑定士と並ぶ最難関の国家試験の一つです。公認会計士は会計のスペシャリストで、企業の経営状況を報告する「財務書類」が公正なものかどうかを判断する会計監査を業務としており、そのほか経理業務や税務業務も行っています。この企業の財務監査は公認会計士の独占業務で、会計監査は上場会社などの社会的に影響力の大きい各種法人で必要とされており、有資格者は非常に高く評価されています。財務監査は、例えば、企業で虚偽の財務情報が提供され、それによって投資者や債権者などの利害関係者が、損害を被ることを防ぐことを目的にしています。そういった意味で、財務諸表監査は経済の活性化に非常に大きな役割を果たしており、公認会計士の仕事はその中核を担っているといっても過言ではないでしょう。従来は、ほとんどの公認会計士が監査法人か会計事務所に所属して活動していましたが、近年、活動の幅を広がっていると言われています。

公認会計士の資格取得のメリット

公認会計士の資格は取得までに時間と労力がかかり、最も難しい国家試験の一つと言われています。この資格を取得すると、就職や転職に有利であるのはもちろん、また現在の職場でのキャリアアップにも役立ったり、職能手当がついたり待遇面でもプラスになります。また実務経験と実力次第で独立・開業の可能性も広がるといったように将来のキャリアパスが無限に広がるといっても言い過ぎではないでしょう。資格取得後に有利な業界は一般的に、監査法人、税理士事務所、会計事務所、一般企業の財務・経理部門、コンサルティング会社などですが、なかには官公庁における会計監査や複式簿記による企業会計ベースの財務報告の作成にかかわったり、警察の刑事部捜査第二課などにおいて捜査に従事したりする公認会計士もいます。

試験概要

公認会計士は年齢や学歴による制限がなく、誰でも受験できる国家試験です。短答式と論文式に分かれていて、試験日は、短答式が12月上旬の日曜日、翌年5月に日曜日、論文式が8月の3日間となっています。受験料は19,500円で、試験は北海道、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡、熊本、沖縄の各会場で受験できます。短答式は①財務会計論②管理会計論③監査論④企業法からなっています。論文式は短答式合格者と免除者のみに課され、①から④は必須、⑤から⑧から1科目選択します。ちなみに論文式の科目は①会計学②監査論③企業法④租税法⑤経営学⑥経済学⑦民法⑧統計学となっています。

こんな人に向いている!

公認会計士は、毎日が数字と向き合って生活しなければいけません。とりわけ、監査業務を行うときには、企業が提出してきた膨大な財務書類を見ながら、その数字が正確なものなのかどうかを徹底的に見定め、チェックしていかなければなりません。そして、公監査は、企業が作成した財務書類に誤りがないかどうか、公正かどうかを見極める業務でもあります。すなわち、物覚えが良く計算が得意であるのはもちろん、高い倫理性と正義感を持っていなければならない職業です。そのため、忍耐力、集中力、計算力とともに優れた道徳観を持ち合わせた人が向いていると言えるでしょう。