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ひきこもり支援相談士の資格

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ひきこもり支援相談士とは

ひきこもり問題は本人・家族だけでは解決が難しく、共に問題解決を考えていく第三者の支援やアドバイスが必要です。支援相談活動を通して、ひきこもり回復のためのきっかけとなる中間施設(グループホーム、フリースペースなど)へつなぎ、当事者の場を家から社会へと少しずつ広げていくための大切な役割を果たすのがひきこもり支援相談士です。精神的に疲弊し悩み苦しむ家族や本人に寄り添い、根本的な解決を考えていくのが主な業務です。ひきこもり支援相談士の資格は一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会が管理する講座を受講し、課題合格後、資格認定がされます。DVD教材で学習を進めた後、全設問に解答した問題集をひきこもり支援相談士認定協議会へ一括で提出し、一定の基準に達すれば資格認定となります。所定の会場で試験を受ける必要はありません。

ひきこもり支援相談士の活躍の場

ひきこもり支援相談士が活躍する場は地方公共団体の児童相談所、各種医療施設、学習塾、「ひきこもり地域支援センター」での常駐相談員、ひきこもり問題対応ネットワークの「全国ひきこもりKHJ親の会」各支部、「子ども・若者育成支援推進法」により各地域に設置される「子ども・若者総合相談センター」や「子ども・若者支援地域協議会」などがメインです。NPOやボランティア団体の活動を通してひきこもりに悩む家庭を訪問し相談・支援を行うこともあります。また日本経営教育センターに寄せられた一般のカウンセリング希望者が紹介され、所属のないひきこもり支援相談士が実践活動を行うこともできます。

ひきこもり支援相談士養成講座

ひきこもり支援相談士の資格を取るためにはひきこもり支援相談士認定協議会に問い合わせし、通信講座のDVD教材を送ってもらう必要があります。DVD教材をしっかりと学習し、テストケースを検証し多くの問題を解いていきます。問題の内容は「陥りやすい病名」や「事例」や「対処法」などです。講座の一般価格は35,000円で通常は3ヶ月程度の受講で資格を取得することができると言われています。DVDでの講義は医師、臨床心理士、訪問サポート士などの専門家によって行われ、引きこもりからの回復させるために必要な知識を習得していくことに焦点が当てられています。

ひきこもり支援相談士の将来性

近年の内閣府の調査では、ひきこもりとされる人の数は日本全国に70万人以上もいるとされています。そしてその予備軍である「ひきこもり親和群」も含めると225万人にも及ぶと発表されており事態は深刻化しています。従来、ひきこもりといえば学生の不登校と重ねあわせて考える傾向がありましたが、昨今はひきこもりの平均年齢が28歳となり当事者の高齢化が問題になっています。そのため、支援する第三者の存在が重要となり、支援者もきちんと教育を受け資格を持った人が必要とされています。このような背景から専門知識を持つひきこもり支援相談士のニーズは高まっていると言えるでしょう。また、平成21度から始まった厚生労働省の「ひきこもり対策推進事業」によって、ひきこもり支援相談士の存在はますます注目されるようになりました。